みなさん、こんにちは!
「監督が怒ってはいけない大会」の吉武です。
2回目の配信となる今日は、当日のプログラムについてご紹介したいと思います!
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スポーツを通じた子どもの成長を
考えるためのニュースレター #2
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朝は開会式から始まります。
かたい感じの入場行進や選手宣誓はやりません。
代わりに益子さんによる「スポーツマンシップセミナー」の時間を取っています。
“スポーツマンシップって何?”
お子さんからそう聞かれたら、何て答えますか?
「フェアプレー」「正々堂々」など、いくつかキーワードは浮かびますが、明確に答えるのは案外難しいのではないでしょうか。
“スポーツマンって、どんな人だろうね?”
そんな話を、益子さんが子どもたちに分かりやすくしてくれます。
「監督が怒ってはいけない大会」では午前中、サッカーをやりません。
大会・公式戦となると、どうしても会場にはピリピリとした空気が張り詰めます。
たしかに、真剣勝負の緊張感もスポーツの魅力のひとつです。
でも、この大会のコンセプトは、子どもが心から楽しんで、スポーツを好きになってもらうこと。
レクリエーションで子どもたちの心をほぐし、笑顔を引き出したい。
中には、そんな大会があっても良いのではないかな、と考えています。
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最初にやるのは〇✕クイズ。
内容はその名の通り。
益子さんがクイズを出して、コート両端の〇か✕のエリアに移動します。
実はこれ、「意思決定」を自分でして欲しい、という思いが込められています。
中には、チームメイトについていったり、コーチや親の顔を見たりという子も。
些細なことですが、大勢を前にしたサッカーコートの中で、「自分で選ぶ」という小さな成功経験をしてくれたら良いなと思っています。
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ふたつめのプログラムは、チーム対抗リレー。
サッカーボールをバトン代わりに、競争します。
これが案外盛り上がって、子どもたちからも人気です。
「うちの子、バレーボールよりも真剣で積極的じゃない?」なんて言う保護者さんもいらっしゃいました。
なぜもそんなに盛り上がるのか?
それは、「怒られないから」ではないでしょうか。
チーム対抗リレーはあくまでレクリエーションですから、ボールを落としても、負けても、怒る監督はいません。
だからこそ、笑顔と積極性が引き出せるのではないかと考えています。
また、ずっと同じスポーツをやっていると、上手下手で子どもたちの間でヒエラルキーができがちです。
別の競技をすることで、チームメイトのちょっと違う一面が見えたりするとよいな、とも思っています。
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最後は監督・コーチたちによるフリーキックコンテストです。
普段のバレーボールでは、サーブで的あてゲームをやっています。
監督・コーチは「サーブ、ミスするなよ」と言いがちですが、その緊張感を知ってもらおうという、ちょっと意地悪な(?)狙いもあります。
普段と立場が逆転するからでしょう、失敗しても成功しても、子どもたちは大喜びです。
今回は、これをフリーキックに変えて、バー当てコンテストを実施します。
ちなみに、写真はバレーボール大会のものですので体育館ですが、当日は屋外です。
少し寒くなりそうなので、暖かい格好で来てくださいね。
長くなってしまったので、今日はここまでにしたいと思います。
次回をお楽しみに!