12月1日(日)、「監督が怒ってはいけない大会 ~サッカー in 八王子~」がルイマスフットボールパーク寺田にて開催されました!
天気にも恵まれ、U-9/10の合計12チームが集い、レクリエーションにサッカーにと、大いに盛り上がりました。
当日の試合の様子は、FacebookやInstagramにも上がっていますので、こちらもご覧ください。
動画もあります!
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当日のスケジュール
スポーツマンシップセミナー
まずは開幕式と合わせて、益子さんの「スポーツマンシップセミナー」が行われました。
「スポーツがどこから始まったか知っている人!」
「スポーツマンシップって何だろう?」
「自分がスポーツマンだと思う人!」
益子さんが、そんな質問を子どもたちに投げかけながら、進んでいきます。
多くの選手たちが手を挙げて、積極的に回答してくれました!
スポーツレクリエーション
「監督が怒ってはいけない大会」では、午前中はサッカーをやりません。
この大会のコンセプトは、子どもたちに心から楽しんでもらうこと。
最初に遊びの時間を設けることで、子どもたちの心をほぐして、笑顔を引き出すのが狙いです。
いきなり試合だと、あの独特の緊張感で、雰囲気は固くなりがち。
もちろん、真剣勝負のあの雰囲気もスポーツの醍醐味です。
でも、中にはこういう大会があっても良いのではないのかな、と考えています。
仲間やコーチの、普段のサッカーとは違う一面が見られるかも?という期待も込められています。
〇✕クイズ
最初のプログラムは、〇✕クイズ。
益子さんやその他のゲストからクイズが出されます。
「益子直美は、歌手デビューをしている。〇か✕か?」
「益子直美は、女優としてドラマにも出演したことがある。〇か✕か?」
グラウンドの両端にある〇と✕のボード、どちらかを選んでダッシュします。
「お友達についていくだけではなくて、自分で決めよう!」
「スポーツには運も大事、自分で運をつかみとろう!」
益子さんから子どもたちへ、そんな声がかかります。
大勢の仲間とギャラリーの中で「自ら意思決定しよう!」というメッセージも込められています。
とても些細なことですが、「自分で選んで、正解だった!」という小さな小さな成功体験を、少しずつでも積み重ねられればと考えています。
チーム対抗リレー
「え~、まだサッカーやらないの~?」
一部からはそんな声も挙がりましたが、毎回なんだかんだ盛り上がるのがチーム対抗リレー。
過去の大会でも、人気No.1のプログラムです。
フリーキック・コンテスト
レクリエーション最後の種目は、監督・コーチによるフリーキックコンテスト。
ゴールのバーに当てれば、チームに賞品がもらえます。
いつもとは立場が逆転するからでしょうか、自分たちのコーチが当てても外しても、選手たちは大盛り上がり!
このプログラム、実は「監督・コーチも大勢に見られる側になって、選手たちの緊張したりする気持ちを分かってね」という思いも含まれています。
ちなみに、賞品として贈られたのは、「監督が怒ってはいけない大会」おなじみの “うまい棒トロフィー”のほか、たくさんのりんごと柿。
これらの果物、実は、長野の中川村ジュニアサッカークラブの監督さんが送ってくれたものです。
当初、中川村JSCも遠く長野からの参加を予定していたのですが、急遽来られなくなってしまい、その代わりに、地元で採れた農産物を協賛品として送ってくれました。
今年は猛暑とカメムシ被害の影響で、大凶作だったそうです。
出荷量が大幅に減り、果物の値段も高騰していますよね。
でも、産地では少し形が悪かったり、虫食いがあったりで、食べられるのに捨てられてしまう果物がたくさんあるのです。
そんな「見た目はちょっと良くないけど、味には自信あり!」という品を、お願いして大量に送ってもらったのでした。
気候変動や、農家の方々の苦労、フードロスについて、子どもたちもニュースで見たり、教室で聞いたりはしているでしょう。
こうした経験を通じて、子どもたちが自分ゴトとして感じる機会になればと思います。
サッカークリニック
午前の最後のプログラムは、ゲストの久光邦明さんによるサッカークリニック!
久光さんは、元Fリーガー。
地元ヴェルディジュニアユース出身で、隣町のペスカドーラ町田からFリーグにデビューしました。
引退後の現在は、子どもたちへサッカー・フットサルの指導をしながら、一般社団法人 Ring Smile の理事として、小児がん支援活動などの社会貢献にも力を入れていらっしゃいます。
アンガーマネジメント & ライフスキル セミナー
サッカークリニックと並行して、近くの市民センターにて、指導者・保護者向けにコーチングに関するセミナーを開催しました!
アンガーマネジメント・セミナー
1970年代にアメリカで始まった、怒りの感情と上手に付き合うための心理トレーニングです。
「怒ってはいけない」と言うだけではなくて、「怒り」に科学的にアプローチしようと、本大会ではこのセミナーを開催しています。
人間である以上、「怒り」の感情をなくすことはできません。
アンガーマネジメントでは、「怒り」とうまう付き合い、ウェルビーイングに近づくことを目標としています。
#11 アンガーマネジメントとは?ライフスキル・セミナー
Athlete Academyの渡邊さんを講師に招いて行われました。
ライフスキルとは、WHOが定めた「生きていくために必要な能力」のこと。
特に「日常生活で起きる問題に対して、どのようにうまく対処できるか」という人間力のようなものを指しています。
スポーツは、このライフスキルを磨くのに非常に良いツールとされており、教育的な面からのスポーツの素晴らしさについて話をしてもらいました。
#5 当日のプログラム(サッカークリニック &、ライフスキルセミナー) #12 ライフスキルとは?いよいよ試合!
昼食をとった後、待ちに待ったサッカー大会がスタート!
U-10は5チームで、U-9は7チームでの総当たりのリーグ戦で、優勝を競いました!
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でも、最初の何試合かは、監督・コーチはセミナー受講中で不在です。
この大会、「選手も大人もチャレンジ!」がテーマのひとつ。
「ノーコーチ・チャレンジ」と称して、子どもたちだけで試合に臨んでもらいました。
最初はかなりのカオス。。
試合前に集合して定刻にキックオフすることも、ままなりません。
子どもたちも大混乱。
「えー、何でコーチいないの?」
「どうすれば良いの?」
「そんなの、おかしい!」
試合の時間が来ても、そこらで遊んでいる子もいます。
でも、1時間もすると。。。
次の試合のアナウンスにきちんと耳を傾け、本部にスケジュールを聞きに来たり、作戦ボードを持ち出して試合に出る順番やポジションの相談を始めたり。
終盤には、進行の遅れを取り戻し、ちゃんとスケジュール通りに全試合を終えることができました。
最初は不安気な表情を浮かべていた選手たちも、最後は生き生きとしたスポーツマンの顔に!
やっぱり、子どもたちはすごい!
任せてしまえば、ミスをしながらも、たったの1-2時間で、理解して学んで、最後はきちんとできるのです。
問題が起きる前に口を出して、彼らの可能性を奪っているのは、私たち大人なのかもしれません。
【U-10】
【U-9】
248scjとOSブルーとのみなさま、おめでとうございます!
表彰式
・選手部門 平澤 暁翔 選手(みなみ野SC)
・監督部門 三谷 俊夫 さん(滑川UNITED)
■ MVP
・U-10 近藤 朱仁 選手(248scj)
・U- 9 小林 尚暉 選手(OSブルー)
■ MIP
・堀河 瑛人 さん、岩下 隼也 さん、鈴木 朔和 さん
★スマイル賞
当大会では、スマイル賞を最も名誉ある賞としており、笑顔が素敵だった監督と選手各1名にお贈りしています。
みなみ野SCは、監督が戻ってきた後も選手だけでポジションや作戦を考えていたのが印象的なチームでした。
その中でも、みんなに声がけし、「振り返りやろうよ」などとリーダーシップを発揮していた平澤選手に贈らせていただきました。
監督賞は、個人参加の選手を受け入れてくれ、年少の選手も混じる中、ポジティブな声がけでチームをまとめていた三谷さんです。
大会後、個人参加選手の保護者様からも、「少し心配していたが、すぐに打ち解けていた」と感謝のメッセージをいただきました。
★MVP
今回、MVPは優勝チームの監督さんに選んでいただきました。
近藤選手、小林選手、おめでとうございます!
★MIP
MIPは”Most Impressive Player”の略で、印象的だった選手に贈られる賞です。
でも、今回は選手ではなく、小中学生ながら審判を務めてくれた3人にお贈りしました。
ボランティアを募集した際に、ひとりのお母様から「出場する子どもの兄も手伝いをしたいと言っているのですが、可能でしょうか」という連絡をいただいたのがきっかけでした。
3人とも見事なゲーム裁きだったと思います!
本当にありがとうございました!